栄からCD屋を渡り歩きながら大須まで来た。
屋内に入ると極端な冷房、外に出れば猛暑と手を繋ぐカップルども。

しんどいな。いろんな意味で。

浴衣姿のヤンキーやスイーツ(笑)を見て、「あぁ、そういやもう夏なんだな」と思い出した。通りで暑い訳だ。

マクロスFのサントラを買おうと思ったけど、他のCD買ってたら手持ちが無くなってしまった。


大須アメ横ビルになんかコスプレ屋っぽいのができてた。部品屋の向側と言う、なんか微妙なところ。前々から「なんでこんなところにラスクやプリキュアのコスチュームが展示されてるんだろう」と不思議だったけど、今日は『盗撮禁止』とか『握手は順番を守って』みたいな張り紙がしてあった。店の中ではレイヤーをヲタが囲んでいて

『もう俺、○○タン(コスプレネームらしい)しか見えてないし』
などという「リアルにそんなこと言う奴が居たんだ」レベルの会話が交わされていたので、コスプレ関連の店である事は間違いないだろう。古着屋目当ての若者と、大須観音参りのバァちゃん共と、電子部品関連目当てのオタに加えて、ヲタまでもが混在して、以前よりさらにカオス化しているな、この街は。


つねづね、「大須=ヲタ」という感じがしないのはなぜだろう、と思っていた。

よく「三大オタ街」として東京秋葉原・大阪日本橋・名古屋大須が引き合いに出される。でも大須秋葉原ほど「ヲタ」という感じがしない。悪く言えば『薄い』ということで、実際ヲタ系ショップは少ないのだけど、「ヲタ」を推していない分、俺には通いやすい。秋葉原はぷらっとほーむが潰れてから行く回数が減ったもんなあ。あのころは今ほど電子部品探しにいく事も無かったし。

そう、秋葉原はもうオタの街ではないのだろう。

オタは「観光資源」であって、もう、オタが行く街では無いのだろうか。


そんなことをふと思った。