QuakeDS
似たようなので「DSQuake」ってのがあるけど、これとは別チームみたいだ。
入れてみた。
導入のやりかたは、リリースサイトの動画がわかりやすいし、エキサイト翻訳にかければ一発なので詳細を省くが、俺はMac版(MacOS9以前、MacSoft製)のQuakeを持っているのでデータはこれを使ってみた。基本的にどのプラットフォームでも同じMAPデータを使っているはず。
- SCDSoneのSDカードにチュートリアルの通りにQuakeDS.ndsを展開する。
- DLDIパッチ適用。
- リリースサイトのconfig.cfgをそのまま使った。
- とりあえずDOS版のデモのデータを展開して、動作することを確認。
- Mac版QuakeをMac上へインストールする。
- リリースサイトの「商用版」のインストール方法と同じように、インストール先に展開されたMac上のQuakeのフォルダの、さらにid1フォルダからPAK0.PAKとPAK1.PAKをSDカードのid1ディレクトリにコピー。DOSのデモ版のPAK0.PAKは上書きしてもよい*1。
デモ版には入っていないLEVEL2以降もプレイできたので、とりあえず「Mac版のデータでもOK」というのは確定だろう。
おぉ!動く!
操作はメトロイドプライム・ハンターズと似ていて
- タッチパネルのスライドで視点
- 十字キーで移動(PCでのWSADキーに相当)
- Lボタンでアタック
さらに
- Rボタンでジャンプ
- X,Yボタンで武器変更
- Aボタンでコンソールキーボード呼び出し(これはうまく動作しない)
メトプラに慣れているので、ジャンプしようとして思わずスクリーンをダブルタップしてしまうのはご愛敬。Rボタンは小指が吊りそうだ。キーコンフィグでAかBに変更できればマシになるかも。
速度はまったく遜色なし。メニューはオリジナルになっていて、操作方法に少し戸惑う*2。
やはりグラフィックでキツい部分があるのか、武器切り替え時にテクスチャの展開が遅れてしまうし、一部の壁が真っ黒になったりしている。さすがにテクスチャの透過処理はキツいのか、水面のトランスルーセントはデフォルトではOFFになっている。設定次第ではONにできるらしい(リリースサイト参照)。
地形が見づらい場合、DSオリジナルのオプションで「WIREFRAME OVERLAY」をONにすると、地形テクスチャの継ぎ目がわかりやすくなって遠近感がつかみやすくなる、かも。
メモリ拡張パックがあればMODやコンバージョンを使うことができるらしい。これはそのうち試してみたい。
今後の発展に期待
いやー、かなりの感動モノですよ。DSでQuakeが遊べるとは。DSマジコンユーザで手元にQuakeがある人はぜひ試してもらいたい。
このプロジェクト自体はまだ発展途上らしい。
オプションに「MP3 MUSIC VOLUME」という項目のスライドバーがあり、デフォルトでは0になっている。これを動かすとコンソールに「CVAR_SET: VARIABLE BGMVOLUME NOT FOUND」と表示されることから、現状ではオプション項目に載っているだけで未対応らしい。MP3のバックグラウンド再生なら、QuakeのCD-ROMからCDDAをリッピングすればいけるだろう。ぜひ対応していただきたい。