秋月のテレビチューナキット

続き
なにはともあれ、とりあえずパーツチェックだけはやっとこうと中身を確認。
この時はまだ、あんなことになるとは夢にも思わなかったのです。

説明書と違います

このキットには

  • UHF/VHFテレビ用チューナキット
  • UHF/VHFテレビ用デジタル選局キット
  • 5V-30V DC-DCコンバータキット

の3つの袋が入っている。


部品は全部そろっている。けど、肝心のテレビチューナについて、選局ユニットと記述が食い違う。どうやら、キットが構成されマニュアルが作られた一番初めのチューナユニットと、俺が買ったタイミングでのユニットが変わっていて、接続方法が大幅に変更されているらしい。


「VHF/UHFテレビチューナ デジタル選局用TV3キット」(以下、『選局ユニット』)のマニュアルにはALPS社製チューナとNEC社製チューナに繋ぐための接続図はある。ところが付属していたテレビチューナはSHARP製の「RFSA7」というユニットで、ピン番号もまったく異なっている。チューナユニット付属の説明書には付加回路の接続図が書いてあるものの、選局ユニットの出力が各々どれに対応するかがわからない。選局ユニットの信号端子は基板のプリントを見る限り8つある。接続図では3本しか使わないようだが、新しいチューナキットでは別の信号端子に繋がなければいけないのかもしれない。


さらにDC-DCコンバータ。付属のチューナユニットの一つの端子が「電圧チューニング端子」というものがあり、0V〜28Vの電圧をかける(なおかつVHF1〜3ch、VHF4〜12ch、UHF13〜62chごとにそれぞれの端子に12Vをかける)事によってチューニングが行われるらしい。ところが、選局ユニットやDC-DCコンバータに付属のマニュアルでは、チューナユニットへ直接0〜28Vをかけて、チャンネル選局はチューナユニットの別の端子に選局ユニットの信号線を繋げろ、と書いてある。


各説明書を照らし合わせると、このチューナユニット「RFSA7」はチューニング用の回路は単純化されたものが前提になっているし、ユニット自体もかなり小型化されていて、俺が買ったキットのチューナユニットはかなり新しい物らしい。しかし選局ユニットが対応しているのかどうか、俺には判断がつかん*1チューナユニットの型番でググってもWeb上に詳細情報は転がっていないし、どこから手をつけたらいいものか。

そして面倒な方向へ('A`)

秋月電子に問い合わせ様にも、買ったのが5年以上前なので「なにをいまさら」といわれそうで気が引ける。構成上は確かにそれぞれを正しく接続すればいけそうだし。試されてるのか?俺の応用力が試されてるのか!?(素人だっつーの)

とりあえず選局ユニットを組み上げて、チャンネル切り替えを行ったとき、各信号端子からどんな信号が出ているかを調査して、チューナの説明書と照らし合わせて、それを基に接続を決めなきゃならない。接続だけで対応できるのならともかく、選局ユニット上のPICの書換が必要になってしまうと、また別次元へ旅立つことに・・・。

「キットだし、とりあえずハンダ付けすりゃいいんだろこんなもん」とか思っていた。こんなめんどくさいことする事になるとは・・・。ともかく可変電圧が可能な電源とテスト用のコネクタ、あとできればブレッドボードを入手してテスト環境を整えよう。

あ、あとジャンパ用にラッピングワイヤと錫メッキ線、DCジャックと、あとはあとは・・・。

*1:信号の制御がPIC(16C57)で行われ、ソースコードが読めないのも判断できない理由の一つ。