オール電化
自宅警備業務中、セールス関連の電話がかかってくることはよくある。その中で最近増えてきたのが太陽光発電を絡めたオール電化のセールスだ。
今日もシ○ー○の営業を名乗るオバチャンから掛ってきた。他の営業なら軽くあしらうのだが、技術関連なのでちょっといじってみた。
「太陽光発電システムからの電力会社への電力販売で電気代がお得」とかセールストークに絡めて家族構成に探りをいれてくるあたりはお約束(華麗にスルー)だが、「お知り合いの家庭でオール電化を考えているお宅はないか?」というちょっとした変化球が入るあたりは、さすがに向こうもいろいろ戦略を練っているらしい。この「お知り合いのお宅で・・・」というのは『つかみ』であるのは確実で「お宅はオール電化の導入は考えられてますか?」などと吐いたら最後「いりません(ガチャ)」となるのは目に見えているからだ。もちろん売りたい相手は「お知り合いのお宅」ではなく俺の家なのだろうが、たとえ知り合いに導入を検討している家があったとしてもこの場でその情報を漏らすほどアホではない*1。
- 俺: オール電化にすると、ライフラインが電力に偏ってしまい、「非常時に湯が沸かせない」という状況が発生する。
- オ: 災害時にはガスよりも電気の方が早く復旧するので、逆に電気の方が有利。
- 俺: 災害時ではなく、「停電時」の話。
- オ: ガスよりも電気の方が早く復旧する。
- 俺: だから「停電時」の話だってばw
- オ: 災害以外で停電することはないのでは?
- 俺: いや、実際「停電」することはあるでしょ?半年前も落雷で30分ぐらい停電したことあったし。その間ガスはつかえてたし。
この懸念はうちの家族の間でもよく話していたことで、半年前の停電の経験で「ライフラインの単一化は危険」という判断が出た。普通なら40分も停電することは考えられない。が、考えられないことが実際に発生している。たとえガスが止まって電力が使えるなら、湯を沸かすことはできる(ポットとかね)。だが電力が停止してガスが使える場合、湯を沸かすことはできない。
本当のことを言うと、うちは灯油ストーブもあるので、ガスが止まろうが電気が止まろうが湯を沸かすことはできるんだけどね。