おめでとう。
自動車は「あったら便利」な立派な「道具」になれました。
生活の道具としての車に求められる要素。
- 簡単(運転が)。
- 安心(トラブルフリー・長寿命)。
- 安全(事故時の人員保護)。
これらを満たし、『だれでも乗れる車』を自動車メーカーは作った。その結果、とりあえず車が必要な人たちには行き渡った。「車というブランドに対するあこがれ」がうまくのっかり、不要な人たちも車を買った。
自動車メーカーで働く人たちの努力と犠牲によって車が売れた。
- 「車はだれもが使えるものではない。」
- 「だれでも使えるものができたらみんな買うんじゃね?」
- だれでも扱える車ができました。
- 車がいっぱい売れました。
自動車メーカーの願いは、すでに叶っていた訳だ。よかったね。おめでとう。
ただ、「だれでも金を出して車を買う」という前提があってこその話なんだが。
「給料が減って車が買えません><」
- 「あったら便利な道具」であって「なきゃ困る」ものではない人たちは、買わないし。手放す。
- 「無いと生活に困る」人たちは、なるべく安い車・低ランニングコストの車にする、あるいは今の車を維持、中古で安い車を買う。
- 「移動手段に困る。座布団でもフロッピーでもなんでもいい!*1」という人たちは、原付や自転車や座布団やフロッピーに移行する。
- 「車が趣味」の人は、趣味として維持できる範囲で買う。あるいは、車趣味をやめる。
- 「車が無いと生きていけません!生き甲斐です!死んでしまいます!」な人たちは、命(生活費・社会的信用)を削って車を購入・維持する。あるいは死ぬ。
- 「必要ないけど、なんとなくBMW買っちゃいました。ちょいワル(笑)」は・・・どうでもいいか。
1〜3の人がどのぐらいの比率なのかは知らないが、日本人のかなりの割合だろう。4の人たちは少なくなってきてるという話。5の人たちは・・・まぁ経済に大きく影響をあたえるほどは居ないんじゃねぇかと。