自宅より20kmほどはなれた・・・やっぱりマクドナルド。

いつもの所は、今日は客が多くて落ち着かなかった。見た目新入社員っぽいのも目立った。文章を落ちついて書くためには、壁に背を向けたりカウンターから直接見えないところじゃないとダメなようだ。角の席だと更に良い。他人から書いている内容を見られないのがポイントらしい。じゃぁ自宅で書けって話になる訳なんだが、自宅だと書けないのだから仕方無い。移動にちょっと時間がかかり、客も少ないこの店はなかなか穴場かも。

諦めと悟り

同年代の友人からメールがあった。彼は大型アミューズメントチェーンの店員(社員)なのだが、休みが少なく給料も少なくキツいので、転職するために4/30に辞めると退職願をだした。ところが職場から「4/10までにしろ、給料は日割りで」と言われたそうな。「これは一方的な解雇ではないのか?」という事で俺にたずねて来た訳だが、たしかに当人んお退職希望日と食い違うのなら問題が有る。彼は妻子持ちだし、10日というのも急すぎる。おそらく今年度の新入社員で穴埋めできるので職場側も彼を早く切りたいのだろう。とりあえず職安にこの手の話の相談窓口があるはずなので勧めておいた。

昨日のワールドビジネスサテライトを視ていたら、今年の新入社員のタイプは「デイトレーダ型」らしい。曰く、「会社をステップアップの手段」として見ており、「会社を信用しない」*1という。『売り手市場』という現在の就職事情を鑑みた結果らしいのだが、単にそれだけの話だろうか?今年の新卒者は20〜24歳とすると10年ほど前の不況と言われた就職氷河期には10〜14歳。彼らは十分に物心ついていた。自分の親や家族や知り合い達が企業から厳しい扱いを受けていたのを見て、どうして企業を信頼できると言うのだろうか。

会社と社員は、どこまで行っても雇用者と被雇用者でしかありえず、たとえ労働組合があったとしても、会社が無ければ無意味、そうのたまっていたのは当の企業である。雇用者=強者、被雇用者=弱者という構図はどう転んでも覆らない。ならば、会社をスキルアップ・ステップアップの手段と考えたって良いじゃないか。終身雇用も崩そうとしている。企業にとって自分達は使い捨ての駒だと解らされた。同期たち同士で弱肉強食の喰い合いをさせられた。すべて「格差社会だから」「競争原理が働くのは当然」と片付けられる。その上でなおも忠誠心を誓わせようとする事が無理な話というものだ。たとえ社会に出たばかりの若者を、うまく"洗脳"できたように見えても、不審の種は奥底で燻り続ける。


嫌になった奴はフリーターになった。ステップアップの1段目に足を掛けることすらできない奴はワーキングプアに陥った。なにが「再チャレンジ」だ。外当たりの良い虚飾と建前は見飽きた。俺達はつねに内側を覗いてきた。覗かれてマズいのなら、ステップアップの踏み台にされて崩れてしまうほど脆いのなら、そんな会社さっさと潰れてしまえ。

*1:ちょっとうろ覚えだが大体はこんな感じの内容だった。